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【OSSチャレンジ】 第5回 Apache OpenOfficeインストール編

2017.10.27

OSSチャレンジ

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はじめに

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今回は、オープンソースで開発され、提供されている「Microsoft Office」互換のオフィススイート製品「Apache OpenOffice」についてご紹介します。
Apache OpenOfficeは、地方自治体や教育機関での導入実績が多いです。
また、Ubuntuでは別のオフィススイート製品「LibreOffice」が採用されています。

Apache OpenOfficeについて

Apache OpenOfficeは、Apacheソフトウェア財団がApacheライセンスで開発しているオフィススイート製品です。C++とJavaで記述され、以下のOS上で動作します。

  • Linux(Red Hat系、Debian系)
  • Windows
  • Mac OS X

Apache OpenOfficeは、以下のコンポーネントで構成されています。

  • Base:データベース管理システムで、Microsoft Accessに相当しますが、互換性はありません。
  • Calc:表計算ソフトウェアで、Microsoft Excelに相当し、互換性があります。
  • Draw:図形描画ツールで、Microsoft Officeの図形描画機能に相当しますが、互換性はありません。
  • Impress:プレゼンテーションソフトウェアで、Microsoft PowerPointに相当し、互換性があります。
  • Math:数式を作成するソフトウェアで、Microsoft Wordの数式機能に相当しますが、互換性はありません。
  • Writer:文書作成ソフトウェアで、Microsoft wordに相当し、互換性があります。
  • プリンタの管理:プリンタを管理するソフトウェアで、Microsoftの「デバイスとプリンター」に相当しますが、互換性はありません。
インストールの準備

使用するノートPCのスペックは以下の通りです。

  • CPU:Intel Core i5 1.8Ghz 2コア(4スレッド)
  • メモリー:8GB
  • LANポート:無線1

VirtualBoxのシステムでは以下のようにメモリー、CPU、ネットワークを設定します。AOO-043.pngAOO-044.pngAOO-045.pngAOO-046.png

Apache OpenOfficeを実行するためには、以下のソフトウェアを利用します。

ソフトウェア バージョン 備考
CentOS 7.4-1708 Linuxのディストリビューション
(CentOS-7-x86_64-DVD-1708.iso)
Apache OpenOffice 4.1.3 オフィススイート製品
VirtualBox 5.1.24 CentOSを仮想環境で動作させるソフトウェア
Tera Term 4.95 仮想環境へssh接続するために使用するターミナルソフトウェア

今回、構築する構成は以下の通りです。AOO-002.png

PCのVirtualBox内にCentOSを構築して、その中にApache OpenOfficeをインストールします。

VirtualBoxやCentOSのインストールについては、過去の記事にて紹介していますので、詳しくはこちらをご参照ください。
参考記事:

CentOSをインストールして、ログインすると以下のようにデスクトップが表示されます。

AOO-003.png

Apache OpenOfficeのインストール

端末を起動し、Apache OpenOfficeをダウンロードします。
$ wget https://sourceforge.net/projects/openofficeorg.mirror/files/4.1.3/binaries/ja/Apache_OpenOffice_4.1.3_Linux_x86-64_install-rpm_ja.tar.gz

ルートユーザになります。
$ su –

インストール済みのApache OpenOfficeとLibreOfficeをアンインストールします。
# yum remove openoffice* libreoffice*

Apache OpenOfficeをダウンロードしたディレクトリーに移動します。
# cd /home/centos
# ls Apache_OpenOffice_4.1.3_Linux_x86-64_install-rpm_ja.tar.gz

Apache_OpenOffice_4.1.3_Linux_x86-64_install-rpm_ja.tar.gz

ダウンロードしたファイルを解凍し、確認します。
# tar -xvf Apache_OpenOffice_4.1.3_Linux_x86-64_install-rpm_ja.tar.gz
# ls

Apache_OpenOffice_4.1.3_Linux_x86-64_install-rpm_ja.tar.gz デスクトップ 画像
ja ドキュメント 公開
ダウンロード ビデオ
テンプレート 音楽

解凍されたディレクトリーに移動します。
# cd ja

Apache OpenOfficeをインストールします。
# rpm -Uvh RPMS/*.rpm RPMS/desktop-integration/openoffice4.1.3-redhat-*.rpm

Apache OpenOfficeのインストールが完了すると、以下のように表示できます。AOO-004.png

Apache OpenOfficeを起動すると、ユーザー登録を行います。AOO-005.pngAOO-006.png

それでは、コンポーネントを使用してみましょう。

Baseの使い方

Baseを起動し、データベースウィザードに従って、新規データベース.odbを作成します。AOO-007.pngAOO-008.pngAOO-009.pngAOO-010.png

新規データベース.odbを保存します。AOO-020.pngAOO-021.png

新規データベース.odbを確認します。AOO-022.png

Calcの使い方

Calcを起動し、無題1ファイル.odsを作成します。AOO-011.png

無題1.odsファイルを保存し、Calcを終了します。AOO-023.pngAOO-024.pngAOO-025.png

無題1.odsファイルを確認します。AOO-026.png

Drawの使い方

Drawを起動し、無題1ファイル.odgを作成します。AOO-012.png

無題1.odgファイルを保存し、Drawを終了します。AOO-027.pngAOO-028.pngAOO-029.png

無題1.odgファイルを確認します。AOO-030.png

Impressの使い方

Impressを起動し、プレゼンテーションウィザードに従って、準備します。AOO-013.pngAOO-014.pngAOO-015.pngAOO-016.png

無題1.odpファイルを保存し、Impressを終了します。AOO-031.pngAOO-032.pngAOO-033.png

無題1.odpファイルを確認します。AOO-034.png

Mathの使い方

Mathを起動し、無題1.odfファイルを作成します。AOO-017.png

無題1.odfファイルを保存し、Mathを終了します。AOO-035.pngAOO-036.pngAOO-037.png

無題1.odfファイルを確認します。AOO-038.png

Writerの使い方

Writerを起動し、無題1.odtを作成します。AOO-018.png

無題1.odtファイルを保存し、Writerを終了します。AOO-039.pngAOO-040.pngAOO-041.png

無題1.odtファイルを確認します。AOO-042.png

おわりに

オフィススイート製品を試しに使用してみたいという人やMicrosoft Officeのオフィススイート製品が高価だと感じている人は、このApache OpenOfficeをインストールして、使用してみてはいかがでしょうか。
そして、気に入ったのなら、Windows版もあるので、Microsoft Officeの代わりに使用してはいかがでしょうか。
各コンポーネントの使用方法についてもご紹介したいと思っています。

今回も最後までお付き合いを頂き、ありがとうございました。

文:河合 紀彦

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