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【RPA】NICE APA:インストール篇

2018.12.19

NICE

RPA

レポート

自動化

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はじめに

こんにちは。今年も余すところ1ヶ月を切りました。

「働き方改革」や「イノベーション創出」への論理的な有用性・アイデアの盛られた記事が、RPA (Robotic Process Automation) という名前で誌上を賑わせた1年間だったと思います。
そんなRPAですが、1年前と比べると、ソリューションを取り巻く雰囲気がだいぶ変わってまいりました。様々なユースケースや、個別にカスタマイズされた色々なサービスが出てきました。

一方、RPAによる解決の期待される課題は、1年前からそこまで変化ないようにも感じています。今後、「RPAとは?」という再定義が必要になってくる時期がくるのかも知れません。
今回、改めて「RPAとは?」をより直截にお伝えする目的で、その操作風景をシリーズでお届けしたいと思います。
第1回は、インストール篇となります。ソフトウェアは、NICE社のAPA (Advanced Process Automation、以下NICE APA) を採り上げました。NICE APAをインストールし、自動化ロボットアプリケーションの開発環境を構築したいと思います。

記事を読んで頂くとわかりますが、インストール環境の準備までが少し手間で、NICE APA本体であるRT Client/Designerに関わる作業はあっけないほど簡単です。
次回以降では、構築された環境で、実際に業務を自動化するスナップショットをお届けできればと思います。

それでは、よろしくお願いします。

※NICE APAについてはコチラ
※RPAについてはコチラ

 

NICE APAの構成

NICE APAには、以下3つのコンポーネントがあります。

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①Real-Time Client (RT Client) :自動化シナリオの実行
Windows PC上で、ロボットソリューションを実行します。

②Real-Time Designer (RT Designer) :自動化シナリオの作成
Windows PC上で、ロボットソリューションを作成・格納、またアップロードします。

③Real-Time Server (RT Server) :自動化シナリオの管理
Windows PC上で、ロボットソリューションを格納します。
RT Serverへ格納されたロボットソリューションを、RT Clientへダウンロードします。
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上記コンポーネントを図示すると、以下のようになります。

今回は、RT Serverを構築せず、1台のWindowsPC上にRT ClientとRT Designerを実装したいと思います。
この場合、RT Designerで作成されたロボットソリューションは、RT Serverを経由せず、RT Clientがインストールされた同一パソコン上で実行されることとなります。

 

インストールの準備

NICE APAをインストールするために、以下のハードウェアを用意しました。

・CPU :Intel Core i5-3337U 2コア、4スレッド、3Mキャッシュ、1.8GHz
・メモリー :8GB
・ハードディスク空き容量 :40GB
・画面解像度 :1024×768
・ネットワーク :Ethernet TCP 1G

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また、NICE APAの実行にあたっては、以下のソフトウェアを利用しました。

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・OS :Windows7

・ブラウザ :IE 11
・Microsoft .NET Framework 4.7.2, 4.7.2 (日本語) ※アプリケーション開発・実行環境
・Microsoft Visual Studioランタイム
  – 2015 Redistributable Package (x64)
  – 2015 Redistributable Package (x86)
  – 2010 x64 Redistributable Package
※C、C++のコンパイラやデバッガを含むC統合開発環境

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1台のWindowsPC上で、ロボットソリューションを作成・格納し、実行するために、RT ClientとRT Designerを下図のようにインストールします。

 

インストールの実施

以下のソフトウェアをインストールします。

・Microsoft .NET Framework
・Visual Studioランタイム
・RT Designer
・RT Client

今回、RT DesignerとRT Clientは、R6.7.0のバージョンを用意しました。RT Designerをインストールすると、RT Clientも同時にインストールされます。

1. Visual Studioランタイムのインストール
Microsoft .NET FrameworkとVisual Studioランタイムは、どちらからインストールしても構いません。
ここでは、Visual Studioランタイムからインストールします。

インストールファイルを解凍し、圧縮フォルダーの中から以下Visual Studioランタイムのインストールファイルを取り出します。
・vc_redist.x64.exe
・vc_redist.x86.exe
・vcredist_x64.exe

実行ファイルを右クリックし、「管理者として実行(A)…」を左クリックします。

最初は、「vc_redist.x64.exe」から実行します。
「ライセンス条項及び使用条件に同意する」にチェックを入れて、「インストール」をクリックします。

「セットアップ完了」が表示されるので、「閉じる」をクリックします。

「コントロールパネル」の「プログラムと機能」に「Microsoft Visual c++ 2015 Redistributable(x64) – 14.0.24215.1」が登録されていることを確認します。

次は、「vc_redist.x86.exe」を実行します。
「ライセンス条項及び使用条件に同意する」にチェックを入れて、「インストール」をクリックします。

「セットアップ完了」が表示されるので、「閉じる」をクリックします。

「コントロールパネル」の「プログラムと機能」に「Microsoft Visual c++ 2015 Redistributable(x86) – 14.0.24215.1」が登録されていることを確認します。

最後は、「vcredist_x64.exe」を実行します。

上記のように表示され、「キャンセル」をクリックしました。

コントロールパネルのプログラムから、「Microsoft Visual c++ 2010 x64 Redistributable – 10.0.40219」は、インストール済みであることを確認します。

これで、Visual Studioランタイムがインストールできました。

2. Microsoft .NET Frameworkのインストール
Microsoft .NET Frameworkは、Windows10のUpdateに付属しており、インストール済みのパソコンも多いかと思います。

コントロールパネルから、プログラムを確認すると、

NICE APAでは、Microsoft .NET Framework 4.7.1, 4.7.1 (日本語) 以降の環境が必要ですが、「4.7.1」より新しいバージョンである「4.7.2」が入っており、今回はインストールの必要がありませんでした。

こちらのインストールにつきましては、ご必要に応じ、別途Microsoft Docsなどを参照頂けたらと思います。

3. RT Designerのインストール
「Install64.bat」実行ファイルを右クリックし、「管理者として実行(A)…」を左クリックします。

「Next>」をクリックします。

「I accept the terms in the license agreement」にチェックを入れて、「Next>」をクリックします。

「Next>」をクリックします。

ライセンスキーを入力し、「Next>」をクリックします。

「Using Standalone Settings」にチェックを入れて、「Next>」をクリックします。

図示されるツリーの先頭にある「Connectors Upgrade」の箱を右クリックし、「This feature, and all subfeatures, will be installed on local harddrive」を選択します。

その結果として、全パッケージが正しく表示され、選択されたことを確認します。

「Next>」をクリックします。

画面が切り替わったら、「Install」をクリックします。

「Finish」をクリックします。

デスクトップに2つのアイコンが表示されました。

「Real-Time Designer」を起動します。

インターフェースに、以下の9つのタブが表示されていれば、インストールは成功です。

・Administration
・Project
・Business Logic
・Decision Support
・Presentation
・Business Entities
・Physical Objects
・Scene Composer
・Simulated Objects

これで、NICE APAが正しくパソコンへインストールされました。

 

おわりに

今回は、1台のWindowsPC上に、RT ClientとRT Designerをインストールしました。
冒頭で触れましたように、付随して必要となるソフトウェアを準備できれば、RT ClientとRT Designerのインストールは簡単です。

構築した環境は、RDA (Robotic Desktop Automation) と呼ばれる構成となります。これで、業務の自動化を勢いよく進めていくことができます。
次回は、ロボットアプリケーションを作成・格納し、実行までやってみたいと思います。

今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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